2回前のスタッフブログ「ボトルコケリウム」で乾燥ゴケのことに触れましたが
もう少し詳しくご説明致します。
現在、当社の「J-Green」シリーズでは、2種類の乾燥ゴケを発売しています。
ハイゴケ(苔玉制作に最適) ヤマゴケ(コケリウムに最適)
以前、当社でも天然ものを採取した「生のコケ」を販売していました。
特に当社のコケは質の良い天然ゴケだったため、テラリウムやコケリウム
に使用した際には、極上のビジュアルを演出してくれました。
ただ、最大の難点がとても管理が難しく、特に高温の季節には輸送途中で
痛んでしまい、また、観賞の段階でも余程の管理が行き届かないと、その
ビジュアルを維持するのが難しく、特に初心者の方には扱いが難しいという
デメリットがありました。
その代用品としてご提案しているのが「乾燥ゴケ」です。
確かに質感は天然ゴケに比べれば落ちますが、管理が非常に簡単で、定期的な
霧吹きでの水やりで長く保たせることが可能です。
上の写真のように、古く傷んだ箇所だけ取り除き、乾燥ゴケを適当な大きさにカットして、
ピンセットで敷き詰め、霧吹きで水やりをすれば、簡単に再生が可能です。
ミニ盆栽など苔が気中に晒されている場合は、生ゴケでは、乾燥によりすぐに枯れて
しまいますが、乾燥ゴケの場合は、表面が茶色く枯れるか、水分のやりすぎで
腐らせてしまわない限りは、給水で再生しますので、取り扱いが簡単です。
ミニ観葉の根元などに配置しても楽しめると思います。